こちらの記事では、先日登った蝶ヶ岳テント泊について書いていきます。
蝶ヶ岳への登山ルート
蝶ヶ岳への登山ルートは大きく5種類。
今回は最もメジャーで最短コースの三股ルートを選択しました。
※三股登山口は安曇野市街地から約30分ほど山道を登ったところにあります。
山道に入るとお店はないため、買い出しは安曇野市街で済ませておきましょう。
三股ルートのコースタイム
三股ルートは蝶ヶ岳まで最も最短のコースです。
頂上まで展望は少ないですが、登山道が整備されていてとても登りやすかったので、
初心者にもおすすめです。
実際の所要時間
実際の所要時間は登り4時間、下り3時間でした。
少しコースタイムより早いくらい。
前泊:三股駐車場泊(24時頃到着)
1日目:三股(5:55)→蝶ヶ岳(9:54)
2日目:蝶ヶ岳(5:42)→蝶槍(6:20)→蝶ヶ岳(7:04)
蝶ヶ岳テント場(8:00)→三股(11:02)
蝶ヶ岳登山レポート
三股駐車場での車中泊:何時まで行けば停められる??
私たちは24時前後に駐車場に到着しましたが、
登山口に一番近い駐車場はまだ半分ほど空いており、無事に駐車することができました。(※コロナ中の8月に訪れました)
私たちは土日の混雑を避けるために、
木曜夜に駐車場に前泊して、金~土曜で登るスケジュールにしました。
※シーズン中は早めに駐車場が満車になるようですので早めの到着をおすすめします
駐車場のそばにはきれいな水洗トイレもあり安心して朝を迎えることができました。
登山開始
朝5時頃には既に駐車場は満車になっていました。
コロナ渦ですが人気の山ですね。
三股から蝶ヶ岳まではコースタイム約5時間!
テント泊装備を持ちながらのこれだけ長い登りは初めてなのでちょっと心配。。
登山客が続々と出発していくなか、ゆっくり6時頃に三股を出発します。
始めの1時間は緩やかな登りが続きます。
登りというよりほぼ登っていないので、
これからキツくなるのでは?と不安になります。。
ゴジラ岩
少し登るとゴジラ岩に到着です!
途中、木々の間から常念岳への稜線がちらちら。
稜線まではまだ遠いです。
まめうち平~蝶が岳山頂
1時間弱でまめうち平へ到着!
ここまでは急な登りもなく緩やかな登りでした。
まめうち平からもしばらくは緩やかな整備された道が続きます。
あまり登ることなく、中間地点までやってきました。
この辺りからはひたすら階段を登ります。
階段には1段1段番号が振られており、きれいで登りやすい!
整備されている方への感謝でいっぱいです。
ひたすら階段を登って、
ようやく最終ベンチに到着です!
朝方曇っていた空も明るくなってきて、ようやく稜線に近づいてきました。
三股ルートは、登り切るまで展望がほぼゼロ。笑
登り切るまで絶景を拝むことができませんが、この晴れ間に期待が高まります!
最後の一踏ん張りを登って、
ついに稜線沿いへ!
一気に視界がひらけました!!
少し雲が多いですが、穂高の山々がチラ見え。
蝶ヶ岳山頂
蝶ヶ岳山頂です!
稜線に出たとたん雲が増えてきました。
山頂から見た蝶ヶ岳ヒュッテと、今日宿泊予定のテント場です。
安曇野側はぶ厚い雲に覆われてます。
まずはテントを立てて、乾杯。
まだ10時なのでゆっくり山頂生活を堪能します◎
楽しみにしていた、チーズ入りシャウエッセン!
期待を裏切らないおいしさです。
昼食~熊本赤辛ラーメン~
お昼は、熊本赤辛ラーメン!
このラーメン、今年ハマって何回山で食べたことでしょう。
登山者におなじみのマルタイの棒ラーメンのようなコンパクトなパッケージで、
かさばらずに持ち運べるのがポイントです。
テント場でのんびり過ごしてると、空に晴れ間が見えてきました!
テント場は安曇野側に位置しているので、
晴れてくると「槍ヶ岳が見えるかも?」と期待を寄せながら、
皆、槍ヶ岳側へぞろぞろと移動します。笑
この日は残念ながらきれいな槍ヶ岳は見えませんでしたが、
うっすら見える穂高連峰を眺めながら、ゆっくりコーヒーを飲んだり、
お昼寝したり贅沢な時間を過ごしました。
夕食~角煮カレー~
夕食は角煮カレー。
真夏に山で肉を食べるにはどうしたら・・?
と思っていた矢先に常温保存ができる角煮をスーパーで見つけたので即買い!
ご飯もちゃんとメスティンで炊いて、
角煮カレーの完成です!
これまでの山メシ史上ナンバー1のおいしさでした!
蝶ヶ岳の夜と早朝
この日は残念ながら雲が多めで日の入りは見えませんでしたが、幻想的な景色が。
夜テントの外にはカラフルなテント。
夜明け頃、期待を寄せて穂高・槍ヶ岳側に向かうと、、
ようやく槍が見えました!
ほんの数分の間に太陽が昇り、モルゲンロートも見れました。
ここまで登ってきてよかったな~、としみじみ。
山頂からはなんと富士山も見れました。
蝶槍へお散歩
下山前に蝶槍へ約30分のお散歩。
蝶槍へは気持ちいい稜線が続きます。
左側を見るとこの絶景!
安曇野側も、昨日とは打って変わって晴れ間が広がり街が見渡せます。
稜線沿いでゆっくりしたい気持ちを抑えて、テントを回収して下山します。
蝶が岳は、きれいに整備された登山道のおかげで、
下山はとてもスムーズでした。
蝶ヶ岳テント場について
テントサイトについて
テント数は約30張。の記載ですがこの日はざっと50張ほど。
土日のピーク時は100張以上は張れるのではないでしょうか。
テント場は安曇野側に面しており、槍ヶ岳・穂高側は残念ながら見えません。。
テント場利用料金
1名1,000円 ※トイレ使用料含む
予約について
テント場の事前予約は不要です。
予約制ではないので、混雑時は早めに出発することをお勧めします。
飲料水
飲料水は必要時にお金を支払っていただく形式。
山頂なので、あまり味はおいしくなかったですが問題なく飲料できます◎
飲料水:200円/1L
お湯:300円/1L
お茶:400円/1L
トイレ
テント宿泊者はヒュッテ横のトイレを利用できます。
洋式のバイオトイレ。(においが少し気になりました)
テントの場所によっては少しトイレまで歩くのと、夜は真っ暗なので注意が必要です。
蝶ヶ岳山荘について
今回はテント泊でしたが、山小屋の情報についても記載しておきます。
宿泊料金
・1泊2食付き
大人:10,500円/小人:7,000円
・1泊1食付き
大人:9,000円/小人:6,000円
・素泊まり
大人:7,500円/小人:5,000円
・個室料
上記料金にプラス15,000円
※最大4名まで(同一家族の場合は6名まで)
予約について
完全予約制です。
予約はヒュッテ直通電話にて(090-1056-3455、受付時間:7:00~20:00)
その他
・売店にはオリジナルTシャツ、バンダナ、ピンバッジなどのお土産をはじめ、
お菓子、飲み物も販売しています。
・ランチ営業もしています(11:00~14:00)
※コロナの影響で随時状況が変わっていますので、
最新情報はHPをご確認ください。
まとめ
蝶が岳、稜線沿いから見える絶景と、
なんといってもテント場が天国のようで最高でした。
次は上高地側のルートからも登ってみたいし、体力をつけて常念岳にも登ってみたいです!
このコロナ下で登山ができることに感謝です。
早くコロナが収束することを祈るばかりです。
蝶ヶ岳登山の前泊・後泊におすすめのお宿