先日、ずっと行ってみたかった火打山登山&高谷池でテント泊をしてきました。
昨年の紅葉シーズンに計画していたのですが、台風で行けずじまいだったので、念願の火打山です!
綺麗な写真がたくさん撮れたので、写真と共にお伝えします。
登山ルート
コース
最も一般的な笹ヶ峰登山口からのルートを取りました。
高谷池までは、登り約3時間、下り約2時間半、
高谷池から火打山は、往復約3時間です。
駐車場
登山口の笹ヶ峰駐車場は、約120台の駐車が可能ですが、
土日は早朝には満車になると聞いていたので、夜中に出発して早朝6時半に登山口に到着。
6時半時点で駐車場は8割埋まっていました。
コースタイム
1日目:登山口(6:48)→高谷池(9:32)
高谷池(11:24)→火打山(12:55)→高谷池(14:34)
2日目:高谷池(7:39)→登山口(10:08)
登山レポート
登山口~高谷池
登山口の笹ヶ峰で入山料を支払い、登山開始です。
この日のは高谷池でのテント泊を予定。
高谷池のテント場は予約ができないため、場所取りは早いもの勝ちです。
20~30張と狭目のテント場なので、テント場の争奪戦にドキドキしながら登山開始します。
序盤はきれいに整備された木道の登山道が続きます。
火打山への山頂まではこのような標識があり、ゴールまでの距離のイメージが沸きます。
体力配分をしやすいので、ありがたいです。
途中、涼しげな滝もあり
3/9地点までやってきました!
途中、樹林帯からチラリと白馬の山々も。
まだ山頂は雪が被っていてとてもきれいです。
反対側には本日の目的地、火打山が。
白馬の山々とは異なり、滑らかなフォルムの女性的な山です。
高谷池はもうすぐ。
高谷池に到着!
ようやく、三角屋根の高谷池ヒュッテに到着です!
とてもかわい山小屋です。
高谷池とその後ろには火打山がひょっこり。
本日の宿泊地のテント場です。
9時半頃の到着ですが、すでにテント場が埋まってます。
テントはすでに30張くらい。皆さん本当にお早いです。
運よくまだ場所に余裕があったので、無事にテントを立てれました。
高谷池~火打山
高谷池でお昼をとって、火打山へ出発です。
ちなみに時間はまだ10時半。
梅雨明けの最高の天気です。
テント場の後ろには北アルプスの山々もチラリと見えます。
最高のロケーション。
よく写真で見るポイントからの一枚。
火打山のグリーン、空の青、残雪の白のコントラストが最高です。
この時期は、お花がちょうど見頃。
ハクサンコザクラ
ワタスゲ
コバイケイソウ
どこを切り取っても絵になるので、
写真を撮る手が止まらずなかなか進みません。
最高の時期に来れました。
ワタスゲが大量発生。
ライチョウ平には、まだ残雪が。
山頂までは、空に続くような気持ちいい階段が続きます。
そして後ろには、妙高山。
高谷池から約1時間半で火打山山頂に到着です。
山頂は360度の絶景。
アルプスの山々、日本海が見渡せます。
下山も同じ道を下りますが、
絶景に写真を撮る手が止まりません。
無事にテント場に戻り、
テントでお昼寝をしたり読書をしたりのんびりと過ごします。
こんなにテント場でゆっくりできたのは初めてかも。
夕食
夕食はレトルトの吉野家の牛丼と豚の角煮。
最強の組み合わせです。
メスティンで炊飯したご飯に乗せていただきます。
たれが染みててめちゃくちゃ美味しい!
牛丼は次回も採用!
早朝のお散歩
早朝。高谷池に朝靄が立ち込め、幻想的に。
朝露に覆われた植物たち。
空気が澄んでます。
とても気持ちいい空気だったので、
少し足を延ばして、天狗の庭まで。
昨日とちょっと違った景色が見れました。
お散歩から戻ると、テント場はほぼ空になっていました。
皆さん妙高山に登っているのでしょうか。
私たちはのんびりテントを片付け、ゆっくり下山。
高谷池ヒュッテについて
テント場と山小屋情報について、簡単にまとめたいと思います。
■高谷池ヒュッテHP:妙高観光局
テント場について
テント場は先着順で予約はできません。
利用料は一人1,000円です。
張れるテントは20~30張のようですが、
登山口の係の方が「詰めれば80張はいけるよー」と教えてくれました。
私が訪れた日は40張くらいだったでしょうか。まだ余裕がありました。
砂地のテント場で張りやすかったです。
風もほとんどありませんでした。
飲料水
テント場の横に水場があります。
湿原からの出水を利用しているようで、少し濁った色の水でした。
私達夫婦はお腹が弱いので、飲むのが怖かったので、山小屋で買った水を飲みました。(浄水器を持ってきている人もいました。)
7/31現在、山小屋から下記のような案内が出ております。
私が訪れた時は特に問題なかったのですが、
案内を確認した上で適切な量の飲料水を持参することをおすすめします。
湿原からの出水が減少しています。ご自身でご利用する水については、ご持参下さるようお願い申し上げます。ヒュッテ内でもペットボトルの水は販売しておりますが今後の登山者さまの状況を踏まえるとご希望に添えない場合がございます。テント場ご利用のお客様には、大変、ご不便・迷惑をおかけしますが、何卒、ご理解下さいますようお願い申し上げます。状況が変わりましたら、また、掲載させていただきます。
トイレ
山小屋横にトイレがあります。
入り口で登山靴を脱いで、スリッパに履き替える方式でした。
中は男女一緒です。
最初は脱ぐの面倒だなー、と思ってたのですが、
靴を脱ぐおかげでトイレ内がとてもきれいに保たれていました。
いいアイディアです。
コロナ対策で、入り口にアルコールスプレーも。
アルコールを吹きかけたトイレットペーパーで、便器を拭いてください、との案内が。
トイレをまとめるとこんな感じ。
・洋式
・匂いは全くなし
・水洗トイレ
・なんとウォッシュレットもついていました(利用していませんが・・)
・床がきれい
とにかく山の上とは思えぬ、快適なトイレでした。
テント泊でこんなにきれいなトイレを使えることに感謝です。
(テント場のトイレは汚いことが多いので・・)
高谷池ヒュッテ山小屋利用料金
山小屋利用料は下記の通り。
※山小屋は完全予約制となります。事前予約をお願いします。
2食付き9,500円
夕食のみ:8,000円
朝食のみ:7,500円
素泊まり:6,000円
お弁当:500円
個室利用料:1室+6,000円 (最大5名収容)
下山後のおすすめ温泉
笹ヶ峰登山口を利用する方におすすめなのが、「苗名の湯」。
高谷池ヒュッテでもらえる割引券を見せることで、
通常一人500円のところ、一人300円で利用ができます。
登山口からも近いです◎
登山口近くのおすすめランチ
下山後は「道の駅しなの」の中の天望レストランで。
とにかくがっつりご飯ものを食べたくて仕方がなかったので、カツカレーを。
登山後のご飯って、何でこんなにおいしいんでしょう。
消費したカロリーを取り戻しました。
道の駅からは妙高山も見えました。
山の余韻を感じながら、岐路につきます。
まとめ
ずっと行きたかった火打山と高谷池でのテント泊。
想像以上に素敵な場所で、大好きな山となりました。
がっつり山に登るというよりは、景色を楽しみながら気持ちを充電できるような場所でした。
次回は紅葉の季節にも行ってみたいし、妙高山にも登ってみたいです。