山と食欲と旅と私

夫婦登山とグルメと旅行について

赤岳登山~行者小屋テント泊~

 

2020年秋に登った赤岳テント泊登山について書いていきたいと思います。 

 

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赤岳への登山ルート

今回は美濃戸口からのルートです。

初日に赤岳に登頂して行者小屋にテント泊。

2日目は赤岳鉱泉経由で美濃戸へ下山、という余裕を持ったスケジュールです。

 

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※赤岳鉱泉・行者小屋さんのHPからお借りしました。

 

 

駐車場

登山口に最も近い赤岳山荘のそばに、数十台ほど止められる駐車場があります。

週末やシーズン中はかなり混み合うので、朝の早い時間の到着をお勧めします。

 

私たちは日曜日のあえて少し遅い時間帯を狙って行き、前日の下山客との入れ違いで無事に駐車することができました。

 ※美濃戸口~赤岳山荘(美濃戸登山口)までの道は舗装がされていないデコボコ道なので、車によっては注意が必要です。

 

赤岳山荘まで徒歩で約1時間の美濃戸口にも大きな駐車場があるのですが、登山口まで約1時間歩くことになります。

 

ちなみに「美濃戸口」と「美濃戸登山口」は別なのでご注意ください。

 美濃戸口・・・登山口まで約1時間

 美濃戸登山口・・・登山口

 

コースタイム

1日目:登山口(9:53)→行者小屋(行者小屋)

   行者小屋(13:16)→赤岳展望荘(14:08)→赤岳山頂(14:47)→行者小屋(16:24)

2日目:行者小屋(7:46)→赤岳鉱泉(8:20)→登山口(9:53)

 

登山レポート

登山口~行者小屋

10時頃に登山口から出発です。

駐車場近くの売店にはマスク姿のMarmotのぬいぐるみが。

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美濃戸山荘裏の登山口から登山開始です。

 

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北沢(赤岳鉱泉方面)と南沢(行者小屋方面)の二つの道に分かれます。

今回は行者小屋でテント泊予定なので、南沢を進みます。

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八ヶ岳らしい苔の森が広がります。

北八ヶ岳のような雰囲気。 

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途中、なんとシカさん親子に遭遇!

カメラ目線のショットも決めてくれました。

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行者小屋までは、傾斜の緩い登山道。ゆるやかな樹林帯をのんびり歩きます。 

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2時間ほどで行者小屋に到着です!

上の方はかなりガスってます。(今日登れるか?不安になります。。)

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コロナの影響で、2020年は行者小屋は山小屋営業はしておらずテント泊のみの営業。

※行者小屋には人がいないので、テント泊の費用は赤岳鉱泉でお支払いです。

 

小屋の外にあるトイレは利用可能でした。

紙がなかったので、持参することをおすすめします。

上の方はガスがすごいです。

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行者小屋〜赤岳(地蔵尾根コース)

お昼を食べてテントを立てると、天候が落ち着いてきたので、頂上を目指すことに。

 

行者小屋から赤岳山頂までは2つのコースを取ることができます。

  • ①地蔵尾根コース(ハシゴやロープなどの高度感を感じる箇所が一部あり)
  • ②文三郎尾根コース(長い階段が続くコース。山頂近くにハシゴあり)

 

私達は登り「地蔵尾根コース」、下り「文三郎尾根コース」を取りましたが、

地蔵尾根コースの方が少し難易度高めでした。

 

地蔵尾根コースは、前半に大きく高度を稼ぎます。
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少し歩くとハシゴや階段が連続します。

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30分ほど登ると、行者小屋が遥か下に。

赤い屋根が行者小屋です。
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30分ほど登ったところで、右側にこれから登る赤岳がチラリ。

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お地蔵さんに無事に登頂できることを祈ります。

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更に進むと、尾根沿いに赤岳展望荘が見えてきました。

赤岳山頂はガスの中。。

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ようやく尾根に出ました。

目の前に見えるのがこれから目指す赤岳の山頂です!

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赤岳展望荘に到着です。

ここから見える朝日、夕日はきれいなんだろうな。

 

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小屋でトイレ休憩。トイレは稜線沿いとは思えないほどきれい。

休憩していると、天気が少し回復。

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天気が回復している間にさらに登ります。

頂上までは、両手を使って岩場を登ります。 

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高所恐怖症なのでハシゴやクサリにびくびくしていましたが、目の前の岩を登ることに集中していたので、恐怖感を感じることなく登れました。(改めて見ると結構な傾斜ですね。)

 

後ろを振り返ると、先程の赤岳展望山荘。

改めてすごい場所に建ってます。

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頂上直下にある赤岳頂上山荘。

2020年度はコロナの影響で山小屋の営業を停止していました。(トイレも利用不可)

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赤岳山頂

さらに登ってようやく赤岳山頂に到着です!

先程まで雲に覆われていたのですが、青空もチラリ。

うっすら富士山もチラリ。

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時間帯が遅かったのか、頂上は私達だけで独占状態。

ゆっくり移り変わる雲を眺めながらぼーっと過ごしました。

 

赤岳~行者小屋下山(文三郎尾根コース)

下山は文三郎尾根コース。

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山頂付近ははしごと岩場の連続。

慎重に下ります。

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少し下ると、長ーい階段の道に出ます。

眼下には行者小屋の赤い屋根。

目的地が見えるとなんだか安心します。

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階段にはお馴染みのMarmotのマンモス。

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さらに下ると、左手に中岳が。

中岳の奥には阿弥陀岳ですが、雲の中。

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さらに下って、行者小屋のテント場に到着です。

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この日は新調したメスティンの網を使って肉まんを。

網をひいて、水を少し入れて 蒸すだけ!

お手軽に肉まんの出来上がりです!

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行者小屋~赤岳鉱泉

2日目は赤岳鉱泉経由で下山です。

赤岳鉱泉までの道は、苔が生い茂ったジブリに出てきそうな雰囲気。

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30分ほどで赤岳鉱泉に到着です。

こちらは山小屋泊も行ってているのでにぎやかな雰囲気。

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赤岳鉱泉グッズが欲しかったのですが、売店が開いておらず断念。。

次の楽しみに取っておきます。

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こちらは赤岳鉱泉のテント場。広いテント場です。

赤岳鉱泉にテント泊して硫黄岳に登るのもよさそう。f:id:kapico:20210212154527j:plain

 

赤岳鉱泉~下山

 赤岳鉱泉からは緩い下山道を下ります。

所々紅葉しており、景色を見る余裕も。

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最後の30分ほどは、車も通れそうな舗装された砂利道を。
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行者小屋について 

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行者小屋テント場について

テントサイトは小屋横に約50張のテントが張れる広さ。

砂地で張りやすいです。

 

利用料金

※2021年は行者小屋の山小屋営業は行っていません。(赤岳鉱泉は営業予定)

※テント泊のみの受付となっています。

 

2食付き:12,000円

夕食のみ:11.500円

朝食のみ:10,000円

素泊まり:9,000円

昼弁当:1,000円

テント泊:1名2,000円

※個室料金追加4,000円で個室宿泊も可能です。

 

最新の営業状況については、こちらをご確認ください。

▶最新の営業について

 
予約について

テント場の事前予約は不要です。

 

飲料水

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行者小屋そばの水場から汲むことができます。利用は無料です。

水は常時出っぱなしで美味しいお水でした。

 

トイレ

山小屋営業は行っていませんが外のトイレの利用が可能です。

私が行った時はトイレットペーパーが切れていたので、紙を持参しましょう。

 

 

茅野のおすすめランチ

赤岳登山後に訪れたのが茅野にある「飯やこふく」さん。

こちら、とても美味しい和定食がいただけるお店です。

 

和モダンのおしゃれな雰囲気のお店です。

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私はがっつり牛タン+牛カツ定食。

登山後はお肉が食べたくなります。

文句なしのおいしさでした。

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旦那はオリジナルのチャンプル定食を。

こちらもボリューム満点で美味しかったです。

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まとめ

八ヶ岳最高峰の赤岳。

高所恐怖症なので行くまでは恐怖でいっぱいでしたが、恐怖感を感じることなく登れました。

美濃戸口からのルートは難易度は高くないので、初心者でも安心して登ることができますよ。

 

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